『ビフォア・サンライズ』&『ビフォア・サンセット』
今年の確か頭ぐらいに『ビフォア・サンセット』が公開されていたのでみたいなー、なんて思ってたんだけど、前作の『ビフォア・サンライズ』(邦題は「恋人までの距離」)を先に見ようと思っていたら終わってしまい、ようやくDVDで一気にみました。
『ビフォア・サンライズ』(1995 アメリカ)
監督: リチャード・リンクレイター
出演: イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
あらすじ
ヨーロッパ横断の列車に乗っていたセリーヌ(ジュリー・デルピー)は隣で夫婦ゲンカが始まったので席を移動すると、隣側で本を読んでいたアメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)と何となく会話するようになる。彼はヨーロッパの一人旅を終えようとしている所。なんとなく意気投合した二人。彼はウイーンで途中下車して、彼女に翌朝まで一緒に街を探索しようと提案する。
この映画は約100分ぐらいの作品ぐらいなんだけど、多分4分の3以上は二人の会話です(笑)
だけど、その会話が非常にいい!
人生の事。恋愛の事。仕事の事。etc・・・
ほんと楽しそうに会話する二人をみていて少しうらやましくなりました(笑)
そして場所もいい。舞台であるウィーンは行った事ないですが、ほんと綺麗なところですね~。だからといってこの作品はそのウィーンの観光地みたいな特別な場所を選んでるわけではなく、普通の町のところでとってるところも好感が持てます。
沢山好きなシーンがあったけど、特にカフェで電話をお互いかけあうふりをしてるシーンは心に残りました。
そして多分、公開当時は二人のその後はすごいみんな気になったんじゃないかな!?
私はすぐ見れちゃったけど^^
『ビフォア・サンセット』(2004 アメリカ)
監督 : リチャード・リンクレイター
出演 : イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
さあそして、映画の中もそしてなんと実際にも9年経って撮影された続編です。
あれから9年後再会をはたす二人ですが、今度は一晩ではなくジェシー(イーサン・ホーク)の飛行機の時間までの90分がそのまま90分で描かれてます。
DVDの特典映像の中で監督のリチャード・リンクレイターが「この作品は3人(監督と主演2人)の共同作品だ」と言っていた通り、きっとジェシーとセリーヌの9年間や今の心理状態なんかをよく話し合ったんだろうな~と、思いました。
またまた話の大半は2人の会話なんだけど、脚本がいいのかイーサン・ホークとジュリー・デルピーの演技がうまいのか全然飽きる事はなかったなぁ~。ほんと即興なのか?って思うほどリアルだったし。前作同様その後の展開は観客の想像しだいというラストもとてもよかったな。
この2作品は観る人によって好き嫌いが分かれると思います。会話だけで退屈だと思う人も少なくないはず。実際商業的にはヒットしなかったようですし。
しかしはっきり言いましょう。
この作品は私が今まで見てきた恋愛映画で1番かもしれないと!
ほんといい映画に出会いました。多分これからも何回も見るでしょう。
もともと好きだったイーサン・ホークはますます好きになりました。はっきりいって知らなかったジュリー・デルピーも素敵でした。
それにしても『スクール・オブ・ロック』も作れて、『ビフォア・サンセット』も作れちゃうリチャード・リンクレイター監督ってすごい。
by s-bill | 2005-12-19 23:58 | 映画(ラブロマンス)