『容疑者Xの献身』
『容疑者Xの献身』
著:東野圭吾
134回直木賞受賞作
あらすじ
数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか
読後の素直な感想として、非常によかったです。
確かに推理小説としては「本格派」ではないかもしれない。
確かに恋愛小説としては「感情移入」できないかもしれい。
でもこの作品の持つ登場人物のキャラや、会話の使い方、緻密なプロットの立て方などのバランスは素晴らしく、とても読みやすく、かつおもしろかった。
ラストもかなり好きです。
真実を知らないことは、時には罪悪となる。
嗚呼。切ない。
by s-bill | 2006-03-24 23:24 | BOOK