カテゴリ:BOOK( 10 )

 

『容疑者Xの献身』

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『容疑者Xの献身』

著:東野圭吾



134回直木賞受賞作






あらすじ
数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか





読後の素直な感想として、非常によかったです。


確かに推理小説としては「本格派」ではないかもしれない。

確かに恋愛小説としては「感情移入」できないかもしれい。


でもこの作品の持つ登場人物のキャラや、会話の使い方、緻密なプロットの立て方などのバランスは素晴らしく、とても読みやすく、かつおもしろかった。

ラストもかなり好きです。


真実を知らないことは、時には罪悪となる。

嗚呼。切ない。
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by s-bill | 2006-03-24 23:24 | BOOK  

『四十回のまばたき』

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『四十回のまばたき』

著:重松清








うーん。はっきりいって微妙な作品でした。


読後、作者が何を言いたかったのかよくわかんなかった^^;

嫌いじゃないんですけどね。

他の重松作品を読んでみます。
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by s-bill | 2006-03-18 02:29 | BOOK  

『二〇〇二年のスロウ・ボート』

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『二〇〇二年のスロウ・ボート』

著:古川 日出男


文芸春秋


古川日出男という作家が面白い(らしい!?)と教えてもらったので本屋に言ってみたが、目当ての本がなかったのでとりあえずあったこの本を読んでみた。文庫で薄かったし。



この小説どうやら村上春樹の「中国行きのスロウ・ボート」って言う作品のカバー小説らしい。
著者の解説によると、音楽でカバーがあるなら文学であってもいいんじゃないかと。うむうむ。

未読の方の為にいうと、カバーといっても全く同じ文章じゃないですよw


さてこの小説3人のガールフレンドが出てくるんですが、正直はじめのうちは読むのがかなり苦痛でした。なんというか読みにくい。文章がイレギュラーすぎて。


しかし、二人目のガールフレンド、「左の乳輪が北海道、右の乳輪が宮古島」な彼女のとこらへんから急に面白くなってくる。そして3人目の「包丁人女子高生」のとこはかなーり面白かった。

ただ・・・短すぎる! もっと読みたかったです。


次は古川日出男の長編が読みたいぞー。
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by s-bill | 2006-03-05 23:42 | BOOK  

「蝉しぐれ」

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「蝉しぐれ」

著:藤沢 周平










以前見た映画の『蝉しぐれ』の原作を読みました。


映画を先に見てると、頭の中ですぐ映像化できますね。

でも!原作読んで思った。映画の『蝉しぐれ』はあきらかにミスキャストだな~っと。


映画で見た時点で、ちょっと変だなーとは思っていたけど、本を読んだらはっきりわかりました。
ふかわと今田耕治は違うと思う (笑)


そして映画よりもこの原作の方がよかったです。映画も悪くはなかったんだけどね。


読後の清涼感が素晴らしい。
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by s-bill | 2006-02-26 21:10 | BOOK  

新宿鮫

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『新宿鮫』


著:大沢在昌








人気の新宿鮫シリーズの第1作目。これって映画化してますよね?私はみてないですけど^^;


さくっと読めました。なかなかおもしろかった。登場人物がそれぞれ個性的だったからかな。

当に晶がいたことによって主人公の鮫島がより生きてたな。うむ。


続きをよもう。
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by s-bill | 2006-01-25 23:58 | BOOK  

『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』

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著者:リリー・フランキー


扶桑社






私はリリー・フランキーさんが好きで、彼がパーソナリティーを務めるラジオをよく聞いています。ほんと下ネタばっかりだけどねw



今、この本はかなり売れているはず。俺は天邪鬼なんで、なんかそういう「売れてます」みたいなのは少し敬遠してしまうんだけど、リリーさんの本だったので迷わず買った。


結論からいうと、ほんとにほんとにいい作品だった。多くの人に読んでもらいたい本なので、内容にはあまり触れたくない。


だけど一つ書かせてもらうと、これは人それぞれだと思うけど俺の場合、特に物語の後半かなり感情移入した。そして号泣した。初めて本を読んでて泣いた。ほんとめちゃくちゃ泣いた。ページをめくるスピードが遅くなった。やっとさっき読み終えた。


リリーさんの言葉はまっすぐでとても読みやすい。本当におもしろいし、本当にリアルだった。


本当に沢山の人に読んでもらいたい、「いい作品」でした。



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by s-bill | 2005-10-27 02:36 | BOOK  

『ワイルドソウル』

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『ワイルドソウル』

著者:垣根 涼介


幻冬舎







あらすじ

1961年、衛藤一家はアマゾンの大地に降り立った。夢の楽園と信じて疑わなかったブラジルへの移住―しかし、それは想像を絶する地獄の始まりだった。逃げ出す場もないジャングルで獣に等しい生活を強いられ、ある者は病に息絶え、ある者は逃散して野垂れ死に…。それがすべて日本政府の愚政―戦後の食糧難を回避する“棄民政策”によるものだと知った時、すでに衛藤の人生は閉ざされていた。それから四十数年後―日本国への報復を胸に、3人の男が東京にいた。未開の入植地で生を受けたケイと松尾、衛藤同様にブラジルを彷徨った山本。報道記者の貴子をも巻き込んだ用意周到な計画の下、覚醒した怒りは300発の弾丸と化し、政府を追いつめようとするが…。




ものすごく読みごたえのある作品だった。分量的なものもあったのだが、なにより話がとても骨太だった。


私は戦後の移民政策についてかなり無知だったのでこの作品の前半部の移民達の悲惨さには圧倒されてしまった。これがフィクションでなく、綿密な取材に基づくものということで、なぜこのような現実があまり「今」に伝えられていないのだろう、とさえ感じた。

中盤以降からの復讐劇は、スピード感があり前半部にとてもリアリティーを感じたため共感してしまった。

あと、登場人物も各々しっかりとキャラが立っていて、ラストの結末もそれぞれあっておもしろかった。


「政府」「官僚」

国をある意味「運営」していく中先頭にたっている組織。今現在でも毎日のようにニュースで政治の話はやっている。その中で、「政府はよくやってる」だの「○○省はこんなことをやっていて、国益になっている」なんてニュースはほとんど聞いたことがない。悪いニュースばかりだ。報道されていない「悪事」も沢山あるだろう。そして、これを読んでそういう体質は昔から変わっていないのかと思うと、少し悲しくなった。なまじ「権力」を持つと人は変わってしまうのだろうか。かくいう私も、変わらないという自信はないが。


本作品は、第6回大藪春彦賞を受賞。

2004年度版 このミスで10位。
2003文春ミステリーベスト10で13位。
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by s-bill | 2005-10-22 01:31 | BOOK  

『半落ち』

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『半落ち』

著:横山秀夫

  講談社






同名で映画化され、日本アカデミー賞を獲得したこの作品。映画の方はまだ見てませんが、原作であるこちらを友人に勧められて読みました。


あらすじ
請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。



読み終えて、改めて「生きる」とはどういうことなのか考えさせられた。

私も、「生きる」ということについて深く考えた時期があった。たくさん考えた。

よく、「1度きりの人生だから、自分の好きなように生きる。」という言葉を耳にする。それはもちろん本人の努力もいるが、周りの環境や人の協力によって成り立つものではないだろうか。1人きりだったら、自分の好きな事ばかりして生きていく事などほぼ不可能だろう。


自分は自分のためだけに生きているのではない。そのことを深く心に響かせてくれる作品でした。非常によかった!
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by s-bill | 2005-10-06 23:32 | BOOK  

『陰の季節』

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『陰の季節』

著:横山 秀夫










あらすじ
警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。



普通、警察物のミステリー小説といったら、ある難解な殺人事件が起きて、それを切れ者刑事が解決する。そのなとこが相場だろう。

しかしそんな先入観はこの小説で打ち崩されてしまった。
「陰の季節」「地の声」「黒い線」「鞄」の短編4編からなっているのだが、どれも警察組織の内部でおきる、憎悪、嫉妬、不信感、陰謀、そして悲哀がリアルに表現してある。オカミもやはり人間ということか。



「全く新しい警察小説の誕生!」。このふれこみに嘘偽りはない。


なかなかおもしろかった^^私は特に「鞄」が好きです。
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by s-bill | 2005-09-24 23:23 | BOOK  

『ヒートアイランド』

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『ヒートアイランド』

 著:垣根 涼介











今回は映画でなく本です。これからも少しずつ本も紹介していきたいと思います。



 あらすじ
渋谷でファイトパーティーを開き、トップにのし上がったストリートギャング雅。頭のアキとカオルは、仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。それはヤクザが経営する非合法カジノから、裏金強奪のプロフェッショナルの男たちが強奪した金だった。少年たちと強奪犯との息詰まる攻防を描いた傑作ミステリー。




活字というものがあまり得意ではなかった私。それを克服するきっかけともなった1冊。

すんごいすらすら読めます。結構な長編なんだけど、内容がすごいテンポよく進むのでこちらもつられて読んで先へ先へ読んでしまう。


登場人物もそれぞれいい味だしてるし、前半の伏線のはりかたもうまい。



池上遼一が好きな人には是非おすすめです~^^
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by s-bill | 2005-09-16 02:44 | BOOK