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生き様

私はNBAが大好きである。


私自身ずっとバスケットボールをしていたこともあり、昔からNBA中継をよく見ていた。





先日二人の名プレーヤーがほぼ同時に引退を表明した。

カール・マローンレジー・ミラー


私が一番NBAを見ていたのが、まだ中学生だった約10年ほど前。

二人は当時全盛期真っ只中で、NBAのトッププレイヤーとして活躍していて、二人とも私の憧れのプレイヤーの一人だった。

当時のNBAはジョーダン率いるブルズがスリーピートを達成し、その後オラジュワンを擁するロケッツが2連覇をした。そんな時代だった。

二人がいたユタ・ジャズとインディアナ・ペイサーズもかなりの強豪チームで、もちろん二人ともチームの中心選手だった。
しかし両チームともプレイオフではいつも後一歩のところで勝てず、二人がチャンピョンリングを手にすることはなかった。



そして月日は流れ、2003年。長年ジャズでマローンとコンビを組んでいた名PGジョン・ストックトンが引退した。そしてマローンは長年の夢、チャンピョンリング獲得のため、当時3連覇中のシャキール・オニール、コービー・ブライアントがいるロサンゼルス・レイカーズに移籍した。

「シャックとコービーのいるチームに、ゲイリー ペイトンと一緒に加わった。マローンは、リングを取るために安易な道を選んだのではないか」



「自分は、あんなことはしない。このペイサーズでリングが取れなければ、潔くあきらめて引退するだけだ」

レジーミラーは言った。

二人の取ったリングへのアプローチには、賛否両論がある。しかし、明確な答えはない。

自ら道を断ったマローンは、「ジョーダンの様に、決して戻ってくることはない」と言い切った。これで、リングを獲得できずに引退していった選手の仲間入り。そこには、ジョン ストックトンやチャールズ バークレーが待っている。一方のミラーは、ラストチャンスに賭ける。


以下一部抜粋
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ミラーのチームメイト、ジャーメイン オニールは、その存在を「レガシー(遺産)」と呼んで、最大の敬意を示した。

「マローンのアプローチも理解できる。選手として、彼は素晴らしい活躍をしてきた。キャリアの最後にリングを求めるのは、当然のことだろう。自分だって、そんな気持ちになるかもしれない。しかし同時に、レジーのペイサーズへの貢献を考えたとき、彼の決断はより勇気のいることだと思うし、チームメイトとしては、その夢、つまりペイサーズでタイトルを取りたいという彼の思いを、叶えてあげたいと思う。いや、そうしてあげなきゃ行けないんだ。正直、自分自身はプレッシャーを感じているよ。残り少ない彼のキャリア。まずは、プレイオフに出なきゃ行けないし、そこからの道のりも長い。でも、残りシーズンは、彼のためにプレイしたいと思う。チームメイトもみんな同じ心境。それが、伝説を作ってきた一人の選手へのお返しだから」




今年のNBAのオールスターにグラント・ヒルが帰ってきた。私にとっては思い入れの深い選手。ちょうど私が中学生のころヒルはルーキーとして活躍していた。



どんなものにも世代交代というものは必ず訪れる。しかし私が熱中していた10年前に活躍していた選手が、一人また一人とコートを去って行くのはとても悲しく、月日がたったことを再確認させる。一方で次世代の選手のプレーに画面に釘付けになっている自分ふとを発見する。



やはりNBAはおもしろいl。







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19シーズンにも及ぶNBAキャリアの中で1476試合に出場したカール マローン。総得点36,928点は、NBAの長い歴史の中で2位にランクされている。
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レジーミラーが沈めた3ポイントは、現在までに2,517本。NBAの歴史の中で堂々第1位の成績を誇る。しかも2位には800本近く差をつけている。現時点で「生ける伝説」なのだ。

by s-bill | 2005-03-01 15:23 | バスケ  

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